レストランから料理を受け取り、注文した人へ届ける仕事のUber Eats (ウーバーイーツ)。
コロナウイルスが流行してから、街でUber Eats (ウーバーイーツ)のバッグを背負っている人をよく見かけるようになりましたね。
それを見てUber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーに興味を持った人もいるのでは無いでしょうか?
しかし、
Uber Eats (ウーバーイーツ)を始めたいけど、どれくらい稼げるのか不安だな…
とためらっている、ということはありませんか?
分かります。私もUber Eats (ウーバーイーツ)を始める前は1時間いくら稼げるのかがいくらかわからず、「アルバイトの方が稼げるのでは?」と迷っていました。
そんなあなたのために参考として筆者の配達データから算出した時間あたりの報酬を公開しちゃいます。
また、
- Uber Eats (ウーバーイーツ)の報酬はどう決められているのか?
- アルバイトよりも稼げるのか?
も教えます。
この記事を読めば「あなたがUber Eats (ウーバーイーツ)を始めたほうがいいか」がハッキリするでしょう。
また、「Uber Eats (ウーバーイーツ)を始めるときにぶつかる3つの不安点」に対する回答も掲載しています。具体的には以下の3点。
- Uber Eats (ウーバーイーツ)で得た収入には税金がかかるのか?
- 給料はいつ振り込まれるのか?
- 今持っている銀行口座に振り込みできるのか?
このようにUber Eats (ウーバーイーツ)のお金周りをまるっと解説していきます。よかったらぜひ読んでいってください。
Uber Eats (ウーバーイーツ)は時給ではなく出来高(報酬制)でお金がもらえる
まず大前提としてUber Eats (ウーバーイーツ)は時給制ではありません。
Uber Eats (ウーバーイーツ)は出来高制(報酬制)です。
アルバイトのように時給〇〇円ではなく、1配送〇〇円というように報酬が決まります。
なので一概に「時給がいくら」かは分かりません。
でも時給がいくらか分からないと、他のアルバイトと比べられなくて困りますよね。
その疑問にお答えするため、私がUber Eats (ウーバーイーツ)で配達しているときの収入を時間あたりの報酬に換算して教えます。ぜひ参考にしてください。
Uber Eats (ウーバーイーツ)の時間あたりの報酬は1342円
結論から言います。
私のUber Eats (ウーバーイーツ)の時間あたりの報酬は1342円です。
参考までに私のUber Eats (ウーバーイーツ)の「配達地域・乗り物の種類・配達時間」を公開します。
- 配達地域 → 東京都渋谷区周辺
- 乗り物 → 原付きバイク
- 配達時間帯 → 休日(土日)の昼から夜にかけて(12時〜21時)
自転車ではなく原付きで配達しているのが気になったかと思います。
私が原付きで配達している理由は2つ。
- 自転車だと疲れて長時間働けない
- 原付きバイクだと移動速度が早いため、稼げる
もしかしたら自転車で配達しようとしている人は、
参考にならないなあ
と思ったかもしれません。
しかし「自転車より原付きのほうが稼げる」ということを覚えておけば、「もっと稼ぎたい」と思ったとき原付きに乗り換える選択肢が生まれます。
いつか検討してみてください。
Uber Eats (ウーバーイーツ)から支払われる「5種類の報酬」と「サービス手数料」
Uber Eats (ウーバーイーツ)は1配送ごとに報酬が決められています。
ではその報酬額はどうやって決まるのでしょうか?
次の5種類がUber Eats (ウーバーイーツ)から支払われる報酬です。
- 基本料金
- ブースト
- ピーク料金(シミブースト)
- クエスト
- チップ
この5種類の報酬と基本料金から差し引かれる「サービス手数料」によって収入額が決まります。
ここから話すのはその5種類の報酬と「サービス手数料」ついての詳しい解説です。
基本料金
基本料金とは1回の配送ごとに決められている料金のこと。
基本料金はさらに細かく
- 受け取り料金
- 受け渡し料金
- 距離料金
の3種類に分けられます。
受け取り料金
レストランで料理を受け取ったときに発生する料金。
地域によって価格が変動します。
受け渡し料金
注文者に料理を届けたときに発生する料金。
こちらも地域により価格が変動します。
距離料金
レストランから注文者までの距離が離れているほど額が増えていく料金です。
全国一律で1キロ当たり60円もらえます。
サービス手数料
- 受け取り料金
- 受け渡し料金
- 距離料金
この3つの料金を合計した額の90%を、配達パートナーはもらうことができます。
10%分は「サービス手数料」としてUber Eats (ウーバーイーツ)に徴収されます。
地域別の基本料金一覧
基本料金は地域によって差があります。
以下が各都市の料金一覧です。
地域 | 受け取り料金 | 受け渡し料金 | 距離料金 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
東京都 埼玉県 千葉県 | 265円 | 125円 | 60円/km | 10% |
神奈川県 | 250円 | 120円 | 60円/km | 10% |
愛知県 大阪府 京都府 兵庫県 福岡県 | 215円 | 105円 | 60円/km | 10% |
ブースト
ブーストは基本料金を倍増させるインセンティブ報酬です。
地域と時間によって1.1〜1.3の倍率が決まっていて、その倍率だけ基本料金を増額させます。
ブーストは主に人口密集地、かつ配達のピーク時間に発生しやすい傾向です。
ピーク料金(シミブースト)
ピーク料金は配達パートナーが足りない地域に発生するインセンティブ報酬。
Uber Eats (ウーバーイーツ)アプリの地図上にシミのように発生することから、シミブーストとも呼ばれます。
1回の配送ごとに追加で貰え、料金は地図上に表示されます。
クエスト
クエストは事前に配達回数に選択し、一定の期間内までにその回数を達成したら払われるインセンティブです。
開始期間までにオプション1〜5の中から選択することでクエストにエントリーできます。
配達回数の多い人は、報酬額の高いオプションを選べば大きく稼ぐことも可能。
反面、あまり配達しない人は回数の少ないオプションを選択すれば達成しやすいです。
自分の配達頻度に合ったクエストを選ぶようにしましょう。
チップ
Uber Eats (ウーバーイーツ)は注文者からチップを受け取れます。
注文者は注文用のアプリから支払い料金の
- 5%
- 10%
- 15%
- 20%
- 自由な額
の5つのボタンの中からひとつ選択して、配達パートナーにチップを渡します。
Uber Eats (ウーバーイーツ)の報酬まとめ
- 基本料金
- サービス手数料
- ブースト
- ピーク料金(シミブースト)
- クエスト
- チップ
以上がUber Eats (ウーバーイーツ)の5種類の報酬と手数料でした。
計算式にまとめる以下です。
基本料金(受け取り料金+受け渡し料金+距離料金)
×ブースト+クエスト+ピーク料金+チップ−サービス手数料
Uber Eats (ウーバーイーツ)はアルバイトより時間あたりの報酬が高い!
ずばり、Uber Eats (ウーバーイーツ)は稼げます。
理由をこれから説明します。
タウンワークの調べによると東京都のアルバイトの平均時給は1,177円でした。
Uber Eats (ウーバーイーツ)に近い業種の宅配・デリバリーカテゴリーは1,156円。
それに対し、私がUber Eats (ウーバーイーツ)で配達しているときの時間あたりの報酬は1300円を超えています。
どちらが高いかはいうまでもありません。
もちろんUber Eats (ウーバーイーツ)で稼げない人はいるかもれません。
しかし他のUber Eats (ウーバーイーツ)配達パートナーの時間あたりの報酬を見ても、1300円から大きく下がることは無いように思えます。
「社会保険に入りたい」、というわけでなければアルバイトよりもUber Eats (ウーバーイーツ)のほうが稼げるのでオススメです。
Uber Eats (ウーバーイーツ)は税金がかかるのか?
Uber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーは必ず納税しなければならない
Uber Eats (ウーバーイーツ)はアルバイトとは違い、給料が振り込まれるときに税金が天引きされません。
つまり稼いだお金がそのまま入金されるということ。
それはお得だね!
と思った人、ちょっと待ってください!!
働いて稼いだお金は「所得」として必ず税が課されます。
サラリーマンなら稼いだお金は会社が「給料から天引きをする」というかたちで、納税作業を代行してくれます。
しかしUber Eats (ウーバーイーツ)は、配達パートナーが個人事業主として作業を請け負うかたち。なので納税作業をUber Eats (ウーバーイーツ)は代わってくれません。
つまり、サラリーマンなら会社が代行してくれる納税作業を、Uber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーは自分で行わなければならないということです。
具体的にはUber Eats (ウーバーイーツ)で収入が入ってきたら「確定申告」か「住民税の申告」をして、税金を収めることになります。
Uber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーは税金を収めなければ脱税になる
よく「副業で20万の収入を超えなければ、税金の申告や増額はない」と書かれているサイトがあります。
しかしそれは間違い。
副業でUber Eats (ウーバーイーツ)の収入が20万以下の人は、「確定申告」の必要はありませんが「住民税の申告」は必要です。
つまり、確定申告か住民税の申告、必ずどちらかはしなければならないということ。
面倒ではありますが、必ず申告してください。
また稼いだ分だけ収める住民税は増加することも覚えておいてください。
確定申告が必要な人、住民税の申告が必要な人の切り分け3パターン
Uber Eats (ウーバーイーツ)のみから収入を得ている人
Uber Eats (ウーバーイーツ)のみから収入を得ている人、つまり専業の配達パートナーは年間利益が48万円を超える場合、確定申告が必要になります。
逆に48万円を超えない人は確定申告の必要はありませんが、住民税の申告は必要です。
副業としてUber Eats (ウーバーイーツ)を行う人
普段はサラリーマンとして働いていて、休みの日にUber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーをしている人です。
こういった副業の人は年間利益20万円を超えたら確定申告が必要になります。
20万以下の人は住民税の申告をしてください。
アルバイトと掛け持ちしている人
アルバイトと掛け持ちしている人は、アルバイトとUber Eats (ウーバーイーツ)の収入を合算して48万円を超えたら確定申告をしてください。
合算48万円以下なら住民税の申告をしましょう。
確定申告するときの注意点
2020年から確定申告の制度が変わりました。
これまでサラリーマン以外の人で確定申告が必要なのは「収入が38万円を超える人」でした。
しかし2020年からは「収入が48万円を超えたら」確定申告が必要になりました。申告が必要なラインが10万上がった、ということ。
なのでUber Eats (ウーバーイーツ)専業とアルバイトと掛け持ちしている人は48万円のラインを意識しておいてください。
Uber Eats (ウーバーイーツ)の税金関係まとめ
まとめると、Uber Eats (ウーバーイーツ)の税金で気をつける点は2つ。
- Uber Eats (ウーバーイーツ)をするなら必ず税金の申告が必要
- 納税が必要なため、Uber Eats (ウーバーイーツ)から入金される全額が手元に残るわけではない
このあたりの手間も考えてUber Eats (ウーバーイーツ)を始めるか考えてみてもいいでしょう。
またお気づきかもしれませんが、税金関係はかなりややこしいです。
もし
Uber Eats (ウーバーイーツ)を始めたら自分の場合どれくらい税金がかかるんだろう?
と不安になったら、税理士に相談してみるのもアリでしょう。
以下に無料の税理士相談のリンクを貼っておきます。
Uber Eats (ウーバーイーツ)の給料が振り込まれるタイミング
Uber Eats (ウーバーイーツ)の給料が振り込まれる頻度は毎週1回。
曜日は火曜日から木曜日の間です。正確な曜日は銀行の決済条件によって変わってきます。
他の仕事の給料振り込みが通常月1回なのに比べると、かなり頻繁にお金が振り込まれますよね。
なのでUber Eats (ウーバーイーツ)はすぐにお金が欲しい人に向いているといえるでしょう。
Uber Eats (ウーバーイーツ)に登録できる銀行口座
Uber Eats (ウーバーイーツ)で給料を受け取るには、口座の登録が必須です。
- Uber Eats (ウーバーイーツ)に登録できる銀行口座の一覧
- 口座を登録する手順
2つのトピックを下の記事にまとめました。Uber Eats (ウーバーイーツ)の給料の受け取り方が分からない、という人は是非見ていってください。
https://moji-seikatsu.net/2020/10/07/uber-eats/まとめ
以上。Uber Eats (ウーバーイーツ)の時間あたりの報酬から始まり、Uber Eats (ウーバーイーツ)のお金周りの話をしてきました。
それぞれのトピックをまとめるとこんな感じ。
- Uber Eats (ウーバーイーツ)は時給制ではなく報酬制(出来高制)
- 参考までに、筆者の平均時給は1342円
- Uber Eats (ウーバーイーツ)の報酬の方程式「基本料金(受け取り料金+受け渡し料金+距離料金)×ブースト+クエスト+ピーク料金+チップーサービス手数料」
- Uber Eats (ウーバーイーツ)はアルバイトより時給が高い!
- Uber Eats (ウーバーイーツ)の収入には税金がかかる
- Uber Eats (ウーバーイーツ)の報酬が振り込まれるタイミングは週1回
- Uber Eats (ウーバーイーツ)に登録できる銀行は3メガバンク・地方銀行・一部のネット銀行
興味を持った人は簡単かつ無料なので、ぜひUber Eats (ウーバーイーツ)の登録から始めてみてください。